おおいし甲状腺クリニック|
松山市清水町の甲状腺専門クリニック

おおいし甲状腺クリニック
当院の検査
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当院の検査の特徴

専門的な診療を提供するために必要な医療機器を準備しており、下記検査を行うことができます。

  • 甲状腺、副甲状腺ホルモン測定(一部外注)
  • 末梢血
  • 生化学
  • 尿検査
  • 頸部超音波検査
  • 穿刺吸引細胞診
  • 心電図検査
  • 喉頭内視鏡検査
  • 遺伝学的検査/遺伝子検査(外注)

連携医療機関に依頼する検査

  • レントゲン検査
  • CT検査
  • MRI検査
  • PET-CT検査
  • 各種シンチグラフィ
  • 上部消化管内視鏡検査

甲状腺・副甲状腺に関する検査の種類と概要

甲状腺ホルモン:FT3、FT4

甲状腺ホルモンにはT3、T4の2種類があり、基本の構造は同じですが、その骨組みにヨード(I)が3子結合した者をT3(トリヨードサイロニン)、4個結合したものをT4(サイロキシン)と呼びます。T3、T4は甲状腺から分泌されて特定の蛋白質と結合し血液中を流れています。また、微量に蛋白質と結合していない遊離型(free)のホルモンも流れて、最終的に臓器に作用するのは遊離型のホルモンであるFT3(free T3)、FT4(free T4)です。T3、T4も測定できますが、実際に働いているFT3、FT4を測定する方が甲状腺の過不足を詳しく知ることができます。甲状腺から分泌されるホルモンのほとんどはT4で、最終的な活性型の甲状腺ホルモンはT3であり、T4はその材料と言えます。結論として、甲状腺ホルモンを作る能力を調べるにはFT4、全身への作用の程度を調べるにはFT3ということになります。

甲状腺刺激ホルモン:TSH

TSHは甲状腺から分泌されるホルモンではなく、脳下垂体から分泌されるホルモンで、甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンの分泌を増やす作用があるため甲状腺刺激ホルモンと呼ばれています。脳下垂体は甲状腺ホルモンの量を絶えず監視していて、甲状腺ホルモンが足りないと判断するとTSHを増やして甲状腺を刺激し、甲状腺ホルモンの分泌量を増やします。
一方、甲状腺ホルモンが多いと判断すると、TSHを減らして甲状腺への刺激をストップします。したがって、TSHを測定することで甲状腺ホルモンの過不足を知ることができます。

自己抗体:TgAb(抗サイログロブリン抗体)、TPOAb(抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体)、TRAb(TSHレセプター抗体)、TSAb(TSH刺激性レセプター抗体)

甲状腺の病気の中にバセドウ病や橋本病と呼ばれる免疫異常で起こる病気があります。免疫異常に伴い、自己抗体と呼ばれる異常な抗体が作られるのでこれらの抗体の測定は病気の診断に用いられます。
自己抗体は自己の特定の蛋白質などに対して産生され、自己抗体ごとにその蛋白質は異なります。甲状腺特有の蛋白質にはサイログロブリン(甲状腺ホルモンが作られる土台になる蛋白質)、甲状腺ペルオキシダーゼ(ヨードを甲状腺ホルモンに結合させる酵素蛋白質)、TSHレセプター(TSHが甲状腺を刺激するときに結合する蛋白質)の3種類があります。
橋本病ではTgAbやTPOAbが陽性になり、バセドウ病ではTRAb、TSAbが陽性になります。特にTRAbやTSAbは治療経過の評価のためにも測定され、バセドウ病の薬を止めても大丈夫かどうかの判断や、薬を止めた後の再発の予測などに用いられます。また、TSAbはバセドウ病眼症の活動性の指標にもなります。

サイログロブリン:Tg

Tgは甲状腺だけで作られる蛋白質で、ほとんどが甲状腺内にありますが、甲状腺からごく微量、血液中にも分泌されています。甲状腺に腫瘍ができると血液中のTgが高くなりますが、それだけで良性悪性を区別することはできません。良性でも高くなる人もいれば、悪性で低いままの人もいます。Tgの測定が重要になるのは甲状腺癌術後の経過観察です。甲状腺を全部摘出すると理論的にはTgが消失しますが、術後も高値のままだと癌が遺残している可能性がありますし、術後に減少したものの、その後増加に転じた場合は癌の再発の可能性が出てくるということになります。

その他、甲状腺が強く刺激されている状態(バセドウ病)、甲状腺組織の量が多い場合(びまん性甲状腺腫)、甲状腺が破壊されている状態(亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎)、外的刺激や操作(甲状腺の圧迫や触診、穿刺吸引細胞診)にも高くなることがあります。

腫瘍マーカー:カルシトニン、CEA

甲状腺には甲状腺ホルモンを分泌する甲状腺濾胞細胞と、カルシトニンを分泌する2種類のホルモン分泌細胞があります。カルシトニンは特に甲状腺髄様癌やC細胞過形成(髄様癌の前癌病変の可能性もある)で高くなることが知られています。CEAは癌胎児性抗原のことで消化器系のがんの腫瘍マーカーとされますが、髄様癌で高くなることがあります。

尿中ヨウ素:UI

体内のヨウ素摂取量を評価するための検査で、特に甲状腺疾患の診療やヨウ素の栄養状態の把握に用いられます。バセドウ病と比較して無痛性甲状腺炎では甲状腺へのヨウ素の取り込みが低下し、尿中ヨウ素が多くなるので両者を区別する際に役立ちます。ただし、尿中ヨウ素検査は保険適用外検査になります。

副甲状腺ホルモン:PTH

PTHは血中カルシウム濃度を一定に保つためのホルモンで副甲状腺から分泌されます。骨、腎臓、小腸等に働きかけ、血中カルシウムが低下した場合はPTH分泌を増やし、血中カルシウムが上昇した場合はPTH分泌を減らしています。PTHが高い場合には原発性/二次性/三次性副甲状腺機能亢進症などが疑われます。

頸部超音波(エコー)検査

首に超音波プローブを当てて甲状腺の形や大きさ、内部構造を調べる検査です。放射線被曝がなく、痛みもないため外来で簡便に行えます。甲状腺全体の腫大や萎縮、炎症の有無に加え、結節(しこり)の有無や大きさ、性状を評価できます。結節では、形状不整、境界不明瞭、低エコー、微細高エコー、境界部低エコー帯不整、縦横比の異常などから悪性の可能性を推定します。また血流評価により、バセドウ病などの機能異常の診断にも役立ちます。超音波検査は穿刺吸引細胞診の適応判断や経過観察に不可欠な、甲状腺診療の基本検査です。

穿刺吸引細胞診:FNA

甲状腺結節の良悪性を評価するための基本かつ最重要検査です。「不適正」、「良性」、「意義不明」、「濾胞性腫瘍」、「悪性の疑い」、「悪性」に大別されます。乳頭癌、髄様癌、未分化癌などは診断が可能ですが、濾胞腺腫(良性)と濾胞癌(悪性)の区別が困難であり濾胞性腫瘍として一括診断され、手術による切除後の病理診断に委ねられます。

喉頭内視鏡(ファイバー)検査

甲状腺疾患における喉頭内視鏡検査は、反回神経麻痺の有無を評価するために重要です。甲状腺癌の浸潤や大きな腫瘍の圧迫により声帯運動障害が生じることがあり、術前に確認することで病変の進展度評価や手術方針決定に役立ちます。また、術後に行うことで反回神経損傷の有無を客観的に評価でき、嗄声の原因検索にも有用です。

CT検査

甲状腺疾患におけるCT検査は、超音波検査では評価が難しい病変の広がりを把握するために重要です。特に甲状腺癌では、腫瘍の被膜外浸潤、気管・食道・血管への浸潤の有無、縦隔への進展を評価でき、手術範囲や術式決定に有用です。また、深部や縦隔リンパ節転移の検索にも適しています。巨大な甲状腺腫では気道圧迫の程度評価にも役立ちます。造影を行うことでリンパ節腫大が見えやすく、周囲臓器と血管との関係がわかりやすくなります。

PET-CT検査

甲状腺疾患におけるPET-CT検査は、主に悪性腫瘍の評価に用いられます。がんそのもの、リンパ節転移や肺や骨などの遠隔転移が検出されることがあります。特に分化型甲状腺癌(乳頭癌や濾胞癌)で、放射性ヨウ素治療後にもかかわらず腫瘍マーカー(サイログロブリン)が上昇する場合、ヨウ素非集積性再発・転移巣の検出に有用です。また未分化癌や低分化癌では高集積を示すことが多く、病変の広がりや治療効果判定に役立ちます。一方、良性結節や炎症でも集積することがあり、PET-CT単独での良悪性判断は困難で、他検査との総合的評価が必要です。

甲状腺シンチグラフィ検査

甲状腺疾患に対するヨード(123I、131I)シンチグラフィは、甲状腺のヨウ素取り込み能と機能分布を評価する検査です。甲状腺機能亢進症では、バセドウ病のびまん性集積と、機能性結節による限局性集積を区別でき、診断に有用です。また、結節性病変においては高集積を示すホット結節と、集積低下を示すコールド結節の判別が可能で、治療方針決定の参考となります。さらに、分化型甲状腺癌では転移や再発巣の検索、放射性ヨウ素治療の適応評価にも重要な役割を果たします。一方、甲状腺疾患に対するテクネシウム(99mTc)シンチグラフィは、甲状腺の機能分布を簡便に評価できる検査です。ヨウ素と同様に甲状腺へ取り込まれますが、有機化されないため、短時間で撮像可能で被曝も少なくなります。甲状腺機能亢進症では、バセドウ病のびまん性集積と機能性結節による限局性集積の区別に有効です。また、結節性甲状腺腫においてホット結節とコールド結節を判別し、診断や治療方針決定の参考となります。ただし、分化型甲状腺癌の転移検索には適さず、ヨードシンチとの使い分けが重要です。

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